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◆歩きの技術
・区切り打ちか、
 通し打ちか

・全部歩きか、
 一部歩きか

・季節はいつか
・持病などの
 障害はあるか

・経験はどうか
◆休憩の技術
・行動中の休憩
・朝夕のケア
◆郵便局の活用
 
休憩の技術

行動中の休憩
よく山歩きなどをする人は、お遍路道の舗装道路に比率の高さ(約9割)に、つい甘く見てしまうようですが、「足の故障」に関しては、凹凸のある地道より、平坦だけれども堅くて長い舗装道の方が、危険なものです。先ず、山道より休憩の取り方が少なくなりがちで、蓄積疲労に気づきにくく、足への負担が増えやすい傾向があります。また、休憩が少なければ、それだけ靴の中が蒸れるので、マメや水虫が悪化しやすくなります。さらに、平坦な道での長時間歩行は、足首が曲がる角度が一定になるので、柔軟性が低下し、いざ、札所のお寺に近づいた段階で、山門までの階段で転倒したり、ねんざすることが、実際に散見されます。また、マメは靴内の湿気によって引き起こされます。これらは、行動中にこまめな休憩を取る、休憩中は靴と靴下を脱いで足を乾かす、出発前は足首や膝の柔軟運動と、ふくらはぎなどのストレッチをする、といったことを意識して習慣付けると、かなりの割合で予防できます。この、こまめな休憩時には、水分の補給も忘れずに行いたいものです。のどが渇いた感覚がしたときには、既に体は水分をかなり失っています。だから、渇きを感じる前に、先手先手で補給をすることが、体に負担をかけないことになります。水分補給を上手にすれば、体温や血圧・脈拍の上昇を抑制することが出来、疲労度合いもかなり違ってきます。この時に、一緒にエネルギー(グリコーゲン)補給もしておくと、さらに効果的です。ボリュームのあるものでなく、嵩が小さく、糖分の高いものがいいでしょう。「ブドウ糖」の粉末やタブレットが、一番即効性があります。石原は、個人的な味の好みで、黒糖の小さな固まりを少しずつ口にしています。他に、蜂蜜やコンデンスミルクのチューブに入ったものも摂取しやすくて良いでしょう。

朝夕のケア
朝は、身体に障害のある人などは、一番リスクの高まる時間帯です。起きてすぐにハイペースで行動することは、絶対に避けなければいけません。余裕を持って朝食を取り、準備運動をし、ゆっくりスタートすることが大切です。そして、歩き始めて15〜30分で、一度靴のフィットと服装をチェックしましょう。体が少し温まり、服は1枚脱いでも良くなってきているでしょう。夏場などは、涼しい内に少しでも距離を稼ぎたいという気持ちから、つい頑張ってしまいがちですが、特に年齢が上がるほど、臆病になる必要があります。
夜、宿泊まりの人は、部屋に着くなり、風呂に直行したり、時間によれば、すぐに食事を摂らされたりしますが、行動を停止した直後は、たとえ15分でも、出来るだけストレッチをして、身体をクールダウンしてください。これをするか否かで、翌日のコンディションが必ず変わってきます。そして、風呂でも十分にマッサージをし、食後もすぐに寝るのではなく、足首や膝をぐるぐる回すなどのアフターケアをしておくことが大切です。翌日分の納め札に記名したり、地図を調べてコースの確認をしたりして、2時間以上起きておくことで、消化器への負担が減ります。夕食をきちんと消化させることは、その日の疲れを取り、翌日の行動のための体力を維持するのに重要です。ただし、酒を飲んだりして、だらだらと起きているのも、疲れを取るという面ではマイナスです。「早寝・早起き・早立ち・早着」が、遍路旅の基本です。テント泊や野宿の場合は、これに食事の用意や寝場所の確保など、しなければならないことが増えますが、基本は同じです。身体のクールダウンは、体が温もっている間にしないと意味が薄れます。

郵便局の活用

旅費の管理に郵便貯金の口座を利用するのは、少し地方を旅行した人には常識になっています。郵便局は、四国のどこを歩いていても、3日以内には出会えます。この郵便局を、単に金融機関としてだけとらえるのではなく、自宅との荷物の受け渡しに、ゆうパックと、局留め制度を利用したり、道を尋ねるのにも活用すると、あなたの遍路旅は、かなり楽になってきます。

 

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